2013/07/28

「終戦のエンペラー」公開、オーディションでヒロインに大抜擢された初音映莉子(エーチーム所属)、反抗心から女優に!

                  

エーチーム事務所のニュース  「終戦のエンペラー」公開、オーディションでヒロインに大抜擢された初音映莉子(エーチーム所属)、反抗心から女優に!-初音映莉子(エーチーム所属)、ハリウッドデビュー特集-

オーディションで狭き門をくぐりぬけた初音。応募のきっかけは東日本大震災だった。震災後、「私がやらなければいけないのはこれ」と感じた。それからは英語漬けだったという。
米統治下の日本の終戦秘話を描いたハリウッド映画「終戦のエンペラー」が27日、全国で公開された。
日米の一流キャストが共演するなか、ひときわ注目を集めたのがオーディションでヒロインに大抜擢された女優、初音映莉子だ。映画「ノルウェイの森」での凛とした演技でも知られる“逸材”だが、実は女優には憧れからなったわけではないという。インタビューで語った意外な理由とは…。
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舞台は敗戦直後の東京。連合国軍総司令部(GHQ)最高司令官、マッカーサー元帥は、戦争で昭和天皇が果たした役割について調査するよう、知日派のフェラーズ准将に命令を下す。その史実の裏に隠された秘話を、フィクションを織り交ぜて追うストーリーだ。主人公のフェラーズ准将を演じるのは人気海外ドラマ「LOST」の主人公ジャック役で知られる米俳優のマシュー・フォックス。そして、かつての恋人として描かれた架空の人物、アヤを初音映莉子(エーチームグループ/所属事務所はエーチーム)、が演じる。
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8日の映画会見でマシューとの仲むつまじい姿が報道された初音。その裏には、色気もない初対面と、撮影中のデートの時間があったからだという。
「初対面でお腹がなるのも恥ずかしいからと、サンドウィッチを食べようと大きく口を開けた瞬間にマシューがやってきたんです。口は大きく開いたまま、目線はしっかりマシューと合っちゃって(笑)。マシューもそのまま通りすぎようとしてたんですけど、戻って来て『エリコ?』って。それが、初対面だった。恥ずかしさとか、色気もない。そこからは“ざっくばらん”でした」
そんな色気のない2人の関係を監督らも気がついたのだろうか。撮影前の2人に「デート命令」が下された。
「2人でご飯に行って、アイス食べて、映画に行ったんです。英語は片言だし、彼が匙を投げてしまったら会話もストップしちゃうような感じだったけど、彼も私のことを知ろうと、聞こうとしてくれた」
「初対面もそうだし、そういうこととかがあったから、芝居をするというより、『この人には何を話しても大丈夫、なにもかもオープンにできる』と、すごくプライベートの気持ちに近かったですね。アヤである前に、“私” として素朴にマシューの前にいられた。マシューを愛さなきゃというより、自然と『大好き』『愛している人がそこにいる』という感じだった」
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オーディションで狭き門をくぐりぬけた初音。応募のきっかけは東日本大震災だった。震災後、「日本にいたら何かできたんじゃないのか」と思いながらも、どこへ行っていいかわからず渡米していた。そんなとき、マネージャーからオーディションのメールを受け、「私がやらなければいけないのはこれ」と感じた。それからは英語漬けだったという。
映画「ノルウェイの森」に続いてハリウッド作品での大抜擢。ただ、初音自身は「女優としてのキャリアとかは考えていなかった」そう。では、そもそもなぜ女優になったのだろうか。答えは意外にも、「なりたいというより、『なってやる』」だった。
中学のころ、原宿などでしばしばスカウトに声をかけられ、名刺を渡された。「この名刺をくれる人たちは本気なの? 大人から見てどうなの? と気になって、父親に『こういうのをもらったよ』と報告したんです。そうしたら“バーン”と茶碗が飛ぶわ、箸は飛ぶわ、湯飲みはこぼれ…。父はすごく厳しかったんです。それで、言われた言葉が『お前なんかにできるわけがない』でした。私は思春期で反抗期だったし、反抗心で『じゃ、やってやろう』と。だから、アメリカの女優に憧れてとか、日本のトレンディドラマに憧れて…とかいうことは一切ないですね。ただ、反抗期で悔しくてなった(笑)」
アヤの意志の強さにも通じるように見えるが、自身では「私は、父親への反発だけ」と謙遜する。共通点を聞くと、「気が強いほうかと。アヤの場合は芯が強い、かな。ぜんぜん違いますね」と笑う。アヤへの憧れは強い。役を通して「たくましさ、美しさについて考えさせられ、すごく背中を押してもらった。私も堂々と強く成長していかないといけない」と前を向く。
オーディション後は英語との格闘の日々だった。英語の台本に細かいニュアンスの発音を書き記し、ボロボロになっては新しいものをもらっての繰り返しで役作りを行ったという。反発からだけではできない、努力家な面も覗かせた瞬間だった。


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